2018年の国際特許出願件数を発表!アジア勢が過半数を占める

 世界知的所有権機関(WIPO)が、2018年における国際特許出願(PCT出願)の出願件数を発表しました。出願件数は約253,000件で、昨年の約243,500件に比べ3.9%の増加となりました。

 国別のPCT出願件数は、米国の56,142件(1位)、中国の53,345件(2位)、日本の49,702件(3位)となっています。
 また、地域別の出願件数の割合では、アジアが50.5%、ヨーロッパが24.5%、北米が23.1%となり、アジアが初めて過半数を超える件数となりました。

 さらに、企業別のPCT出願件数は、ファーウェイ(中国)の5,405件(1位)、三菱電機(日本)の2,812件(2位)、インテル(米国)の2,499件(3位)となっています。

 知的財産は経済活動における産物であり、国際出願件数の増加は経済活動の活発さを表しています。2018年の国際特許出願件数の発表からは、世界の経済の中心地が欧米からアジアに移行されていることを客観的に示しています。