【海外】世界で最も革新的な企業100社、2年連続で日本が最多
11月12日、トムソン・ロイター(Thomson Reuters)が、特許データを基に知的財産・特許動向を判別して世界中の企業や組織から革新的な100社を選ぶ「Top 100 Global Innovators 2015」を発表し、日本からは40社が選ばれ、昨年に続き世界最多となりました。
トムソン・ロイターは、企業や専門家などのために「インテリジェント情報」を提供する企業グループです。このトムソン・ロイターが発表している「Top 100 Global Innovators」の選考基準は、過去5年間の「特許の件数」、「特許の登録率」、「グローバル性」、「引用における影響力」の4つです。
「Top 100 Global Innovators」は、2011年から行われており今回が5回目です。「Top 100 Global Innovators 2015」では、日本が昨年の39社から40社に増加し、2年連続で1位となりました。また、日本では企業以外から初めて科学技術復興機構(JST)が選ばれました。
選出された企業及び組織の数は、2位が米国の35社、3位がフランスの10社、同一4位がスイス及び韓国の各3社、同一6位がカナダ、オランダ、ベルギー、スウェーデン及び台湾の各1社でした。
5年連続で選出された日本企業は、NEC、NTT、オリンパス、キヤノン、信越化学、セイコーエプソン、ソニー、東芝、トヨタ、日東電工、日立、富士通、ホンダ、パナソニック、三菱電機の15社で、米国の5年連続選出企業は、14社でした。
トムソン・ロイターIP & Scienceビジネスの代表取締役である長尾正樹氏は、「今年も日本の受賞数が世界最多となった。日本企業は、先進的かつ独創的なイノベーションの創出と、グローバル市場における効果的なビジネス展開で、世界の技術革新をけん引していることが証明されたと言える」とコメントしています。