【海外】《中国ニュース》iWatchの名称の不使用を求める訴訟

7月16日、Appleが同社のスマートウォッチの名称として使用を検討していた「iWatch」について、この名称を使用させないための訴えが欧州で提起されたことが分かりました。
原告は、アイルランドのダブリンに拠点を置くソフトウェア・ネットワーク開発企業のProbendiで、iWatchという名称をコンピューター及びソフトウェアの役務区分で2008年3月に出願(欧州商願007125347号)していると主張しています。
Probendiのサイトでは、iWatchの項目にアクセスすると訴訟を示す内容が表示されます(http://www.probendi.ie/iwatch.html)。
訴状によると、Probendiは「AppleはGoogle検索エンジン上で『iWatch』のキーワードを使用することで、ユーザーを自らのウェブサイトへ誘導し、Apple Watchの宣伝活動を行っている とのことです。
Probendiの共同設立者であるDaniele Di Salvo氏は、「2014年にもAppleに対し名称の使用について警告しており、今回の提訴はその延長線上にあるものだ。また、Probendiは、Android Wearをベースに、Apple Watchよりも安い価格で対抗する製品を企画しており、この製品に「iWatch」の名称を使用する予定になっている。製品の開発状況についてはスタンバイ段階(in standby)に達している。」とコメントしています。Probendiは、iWatchの名称の見積りを出しており、8700万ユーロ(約117億円)相当の価値があるとしています。
この訴訟について、Apple及びGoogleからはコメントされていません。
なお、Probendiは名称使用の差止めを求めてurgent procedure(緊急手続)も申し立てています。