【海外】《中国ニュース》中国企業のホバーボード、特許侵害の疑いで強制捜査

1月7日、米国のラスベガスで開催された家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、電動スケートボード(ホバーボード)「Trotterを製造する中国企業の展示ブースが、米企業による特許侵害の告発を受け、連邦保安官が強制捜査を行いました。

強制捜査が行われたのは、常州第一国際貿易(Changzhou First International Trade Co.)の展示ブースで、一輪型の電動スケートボード全てが押収され、会社の看板も取り外されました。

常州第一国際貿易を告発したのは、カリフォルニア州マウンテン・ビューに本拠を置くFuture Motion(フューチャー・モーション)です。

フューチャー・モーションが販売している一輪型の電動スケートボード「OneWheel(ワンウィール)」は、製品の中央にタイヤを備え、センサーとコンピューター制御によって平衡を保つようになっています。フューチャー・モーションは、ワンウィールについての一般特許及びデザイン特許を保有しています。

フューチャー・モーションは、「Trotterの存在を知り、昨年12月に常州第一国際貿易に対してTrotter販売停止を求めていたが、CESに出展していることが明らかになったため、法的手続きを行った。」とコメントしています。

一方、常州第一国際貿易は、「法律違反を犯したとは思っていない。ホバーボードを開発したのはずっと前のことで、他の中国企業に真似されないよう今まで隠していた。」と侵害行為を否認しています。

なお、両製品の販売価格は、Onewheelが約1500ドルであるのに対し、Trotterは約三分の一の550ドルとなっています。