【海外】《米国ニュース》P2Pネットの送信元特定方法で特許取得、海賊版対策の一環に
大手放送ネットワーク会社のNBC Universalが、海賊版ファイルのアップロードやダウンロードに使用されることが多いP2Pネットワークのオリジナルのデータアップロード者を特定することを可能にするアルゴリズムの特許US9386089(US2010121955)を取得していたことがわかりました。
この特許は、「Early detection of high volume peer-to-peer swarms」という名称で、P2Pネットワーク上を流れているSWARMと呼ばれるデータストリームのアクティビティーを解析することで、ファイルをアップロードした最初のユーザーをリアルタイムで特定することを可能にするものです。
米国の裁判では、「海賊版のダウンロードに使われたIPアドレスから個人を特定しただけでは著作権侵害を証明するのに不十分である」とする判例が確立しつつあり、海賊版をアップロードした張本人を摘発するためには、実際にアップロードを行っているところを現行犯で捕まえる必要性が生じ始めていました。