【国内】サカタのタネ、パテントプール「ILPvegetable」に加盟
11月8日、「アンデスメロン」や「王様トマト」などで知られる株式会社サカタのタネは、野菜品種の特許を中心としたパテントプールを組織するオランダの民間団体「インターナショナル ライセンシング プラットフォーム ベジタブル」(ILPvegetable)に加盟すると発表しました。
パテントプールは、複数の特許権者がコンソーシアムを構成し、各々が所有している特許権をコンソーシアムに持ち寄り、構成者等に必要な特許権をライセンスする仕組みです。
今回、サカタのタネが加入したILPvegetableは、野菜の育種に欠かせない素材に関する特許権を網羅した世界最大規模のパテントプールです。
ILPvegetableの加盟企業は、サカタのタネを含め13社で、その多くは欧州企業が占めており、サカタのタネは、日本で最初の加盟企業となりました。
サカタのタネは、「ILPvegetableに加盟することで、すでに加盟している企業の品種開発に関わる特許の多くにアクセスすることができるようになり、特に商品化されている品種の「品種特許」については、新たな品種の育成のために自由に利用できる。今後は、積極的に同団体を活用していくことで研究活動を今まで以上に活性化させ、優良品種の開発を加速させていく。」とコメントしています。